院長笹岡大史
1989年北里大学医学部卒業。大学病院にて循環器内科部長、介護施設長を経たのち、精神科病院で内科医師として勤務。診療経験は小児科から内科まで幅広く、大学院では経営管理研究科で介護医療制度や経営管理についても学んだ。2018年、これまでの多様な経験を生かすため、在宅診療所を開業。
幅広い職種・業種と連携を取りながら
時代に合ったスタイルの医療を提供します
当診療所の理念は「忠恕(ちゅうじょ)」、つまり誠実で思いやりがある、良心に忠実であるという姿勢です。通院が困難なご高齢の患者さんを中心に、そのご家族に寄り添い、向き合いながら医療を提供したいという思いで、日々訪問での診療を行っています。介護つき有料老人ホームに併設された当院は、ケアマネジャーや訪問看護ステーションなどと連携を取りながら、患者さんへの歯科医師や薬剤師、栄養管理士、セラピストの手配なども担当。訪問診療や往診のみならず、多職種との密な連携を取ることで、自宅療養に必要なケア全般の提供に力を入れています。
今後は、今まで以上に患者さんが医師を選ぶ時代が訪れることが予想されます。時とともに変化する社会に合わせ、医療も変わっていかなければなりません。超高齢社会と言われる現代において、新たな在宅医療の文化をつくることが私たちの使命。そんな気持ちを抱きながら、これからも地域の皆さんの笑顔を増やせる医療の提供、患者さんが安心・納得できる環境づくりに尽力してまいります。
「ウエルネス(Wellness)」の支援
当診療所はスタッフや患者さん、そのご家族のWellness(輝くように生き生きする)実現をめざす在宅療養支援診療所です。
多職種との密な連携
歯科医師や薬剤師、栄養管理士、セラピストなど多職種と連携を取りながら、自宅療養に必要なケアを提供します。
緩和ケア・疼痛管理も対応
がんなどの終末期の患者さんへの薬を使用した疼痛管理、また肉体的・精神的な苦痛への緩和ケアにも注力しています。
患者さんとその家族の
心をサポート
毎月、人間学を学ぶ職員勉強会を開催。スタッフは患者さんやそのご家族と向き合い、心理的なケアも行っています。
訪問診療
患者さんが不調を訴え来院する「待ちの医療」は、高齢者医療においては後手後手になってしまうことがあります。求められるのは患者さんが自宅で安心して生活が送れるよう、医師が定期的に訪問する「攻めの医療」。訪問医療では体調確認や薬・注射の処方、療養上のアドバイスだけでなく、必要に応じて患者さんやそのご家族の心のケアにも努めます。
訪問診療ご利用可能な方/ご利用までの流れ
訪問診療は年齢に関わらず、さまざまな理由で通院が困難な方を対象としています。まずは担当のケアマネジャー、主治医、もしくは当診療所までご相談ください。ご自宅に面談、ご説明に伺います。診療圏は半径8キロ、春日部市・宮代町・杉戸町・白岡市・蓮田市・伊奈町などが対象地域です。エリア外と考えられる半径16キロ圏内の方もまずはご相談ください。
終末期医療・緩和ケア
がんなどの終末期の患者さんには、薬を使った疼痛管理や肉体的な痛みを取り除く緩和ケアを提供します。また、精神的・社会的な不安などから起こる心の苦痛、メンタル面から起こる言動や症状、終末期の患者さんを抱えるご家族の精神的な不安や負担に関しても、医師やスタッフが患者さんに寄り添い、全力でケア・サポートをしていきます。
外来診療・その他
当診療所では訪問診療のほか、予約制の外来診療にも対応しています。また、ご自宅や介護施設に伺いインフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどの予防接種も行っています。さらに、介護サービスの書類作成や紹介、健康診断、医師会の休日当番医(小児科)、在宅療養で必要な医療材料の物品管理なども担い、さまざまな方法で地域医療に関わっております。
医療法人忠恕 春日部在宅診療所ウエルネス
春日部駅から車で20分